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今春、本校美術コースを卒業した、川本、栗棟の二人を選び2人展ではなく、それぞれ個展を2週に渡り企画をした。
今回あえて個展を企画したのは、失敗を恐れず、他人に寄りかかることなく、自分自身の作品と向き合って勝負をするということを彼女たちが決心できるかどうかを問う為と、これからの作品制作の為の良いきっかけなればという思いからであった。
前半の川本の作品は、鏡やビーズ、毛糸等色とりどりの素材を駆使し、自画像や自分自身が衝撃を受けた年齢での出来事を年齢の数字になぞらえて、ポップに表現したエネルギッシュで且つユーモラスな作品群で、見るものを圧倒する。
一方、後半の栗棟の作品は1点もののイラストレーションで、それぞれのキャラクター設定が明確で、シュールでアイロニカルでどことなく憂いを含むユーモアが感じられる。
二人にとっては、これがスタートではあるが、彼女たちの卓越したセンスと若いが故の実直さに、ジェラシーさえ感じさせられる展覧会であった。
今後の若い二人の活躍に、益々期待ががもてる。
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